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2024.05.09

2024年住宅ローン金利はどう変わる?変動金利と固定金利の今後の動向を予測

こんにちは、フィオレハウスシリーズ販売窓口の「たかちゃん」こと高岡です。

2024年3月18日から2日間にわたり開かれた金融政策決定会合により、マイナス金利政策の解除が決まりました。
マイナス金利政策の解除により、住宅ローンの金利に悪影響を及ぼすのではないかと、不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。

これからマイホームの購入を検討している方のために、予想される住宅ローンの金利の動向を解説します。

●変動金利は上昇傾向

変動金利は固定金利に比べて金利が低いため、民間の住宅ローン利用者のうち7割以上が変動金利を選んでいます。
今回のマイナス金利政策の解除に伴い、変動金利も上昇する可能性が高いでしょう。
これまで、2008年のリーマンショックや2016年のマイナス金利政策などにより政策金利が変動し、それに伴い変動金利も変動してきました。
今回2024年3月のマイナス金利解除により、政策金利は2016年2月の-0.1%から0.0~0.1%まで上昇しています。
この政策金利の上昇により、変動金利がどう変動するか動向をチェックすることが大事です。
2024年10月に追加利上げの可能性があるといった報道もあるため、そのあたりの時期の動向も重要といえるでしょう。

なお、アメリカのように金利が急激に上がる可能性は低いと考えられます。
日銀の植田総裁は、目標としている物価上昇率2%を安定して維持できるように、今のような緩和的環境を続けるのが妥当と発言しているからです。

●固定金利は大きく変わらず

固定金利の変動に大きく関係する指標は、日銀の長期金利です。
2023年12月は、アメリカが利下げ予測をしたことから長期金利が低下する傾向になり、アメリカと連動しやすい日本の長期金利も下がる傾向にありました。
しかし、マイナス金利の解除により、日銀が長期金利を上限1.0%に保つための金利操作はなくなりました。
これからの固定金利は、日銀の金利操作ではなく市場の動きに合わせて変動すると考えられます。
とはいえ、基本的に今回のマイナス金利解除は変動金利に大きな影響を与え、固定金利にはあまり影響はないといえるでしょう。

●マイホームの計画はできるだけ早く

マイナス金利の解除を受けて、変動金利に急激な上昇はないものの、少しずつ上昇していくと予想されます。
変動金利で住宅ローンを組んで住宅購入を検討している方は、まだ超低金利の恩恵を受けやすい今のタイミングを逃さないことが大切です。

CATEGORIES : 住まいのノウハウ