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2023.04.04

住宅価格の高騰はいつまで続く?マイホーム計画のベストなタイミングとは

こんにちは、フィオレハウス販売窓口・ライフコミュニティ販売スタッフの「たかちゃん」こと、高岡です。

テレビやインターネットなどのメディアで、「ウッドショックや海外情勢などの影響で住宅価格が高騰している」と聞いたことはありませんか?
これからマイホームを持ちたいと考える方にとっては、「家の価格は上がってしまうの?」「入居が遅れたり影響はある?」など、心配になることも多いですよね。
今回は、住宅価格高騰の引き金となったウッドショックとその後の見通し、マイホームを計画するのにベストなタイミングについてお答えします。

●ウッドショックとは?

ウッドショックとは、木材が急激に高騰した現象を指します。
2021年3月ごろから、以下の要因が重なったことでウッドショックが発生しました。
・日本国内の木材不足
・輸入木材不足
・アメリカでの住宅建築ラッシュ
・各国でのコンテナ不足

もともと日本の林業が衰退していることが背景にあり、住宅づくりなどで作る木材は輸入に頼っていました。
その一方、コロナウイルスによる影響でアメリカ国内の金利政策が発動。
アメリカ国内で金利が低いうちに家を建てる人が多くなり、日本への輸入木材が激減してしまいます。
さらにコロナウイルスによる経営難により、世界中で船を手放す業者も多くなりました。
その結果、日本に輸入木材を運べる量も減り、国内の木材が高騰する事態となったのです。

●ウッドショックによって何が起きるの?

ウッドショックが発生したことで、住まいづくりにも以下の悪影響があります。
・工期の遅れ
・住宅価格の上昇

全体的に木材が不足している状態のため、建築工事も着工の順番待ちをしており、その結果、希望する時期に入居できなくなった、という人も少なくありません。
今後は少しずつ改善すると思われますが、2023年1月時点では、集成材の輸入平均単価は高止まりしています。
そのため、木材価格がウッドショック前に戻る可能性は低いと思われます。

●住宅ローン金利上昇の可能性

建物価格の上昇以外にも、住宅ローン金利の上昇リスクも高まっています。
昨今の物価上昇の影響から、世界各国で政策金利が上昇傾向です。
もし日本も利上げに踏み切ると、住宅ローン金利が上昇する可能性が十分あるでしょう。
仮に計画を先延ばしにして貯金を300万円貯めても、その間に住宅ローン金利が1%上昇してしまうと、月々の返済額は下記のように変化します。

これでは「せっかく自己資金を貯めたのに、ローンの支払いは変わらなかった」ということになりかねません。

●ウクライナ侵攻も住宅価格に影響

さらにロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、日本など対象国へのロシア産木材輸出がストップしています。
これによりウッドショック以降も、合板など木材価格がさらに高騰する状況に。
多くの原材料を輸入に頼る日本は、物価が世界情勢の影響を受けやすい国です。
様子見で家を建てるのを待ったとしても、さらに世界的な情勢不安が起きれば、住宅価格が上昇するリスクがあります。

●その他の家を先延ばしにするリスク

「万が一これから家の値段が下がれば、今建ててしまうと損をするのでは…」と、不安に感じる方もいるかもしれません。
しかしマイホーム計画を先延ばしにすることは、価格上昇以外に次のようなリスクを負うことになります。

①家賃を余計に払うことになる
賃貸に住む方がマイホーム計画を先延ばしにすると、その期間の家賃を余計に払うことになります。
早く持ち家に住めばそれだけ家賃の出費を抑えられ、家賃で払うはずだったお金を住宅ローンの返済に充てられます。

②健康を損なうと住宅ローンが制限される
マイホーム計画を先延ばしにしている間に健康を損なうと、借りられる住宅ローンが制限されてしまいます。
大半の住宅ローンは、借主が亡くなったとき家族にローンが残らないようにする「団体信用生命保険」への加入が必須です。
しかし内臓疾患などがあるとこの保険に加入できず、借りられる住宅ローンが限られてしまいます。

③新しい住まいに長く暮らせない
残念ながらその人の寿命は決まっているため、マイホームを先に伸ばしにすると、その分だけ新しい住まいに住める期間が短くなってしまいます。
また将来巣立つお子さんとマイホームで過ごす時間も短くなることに。
逆に早く住めばそれだけ、家族みんなで快適な生活を長く送れることになります。

●マイホームを計画するなら、早めがおすすめ!

現在マイホームを計画している場合、できるだけ早く計画を進めることをおすすめします。
住まいづくりに使用する木材は、契約後に調達へ進むためです。
できるだけ早く契約しておけば、木材の供給動向を見据えつつ、最適なタイミングでマイホームの建築が進められます。

特にこれからは、ウッドショックによる工期の遅れで、「子どもが入学するまえに家を建てたい」など具体的な希望があっても、マイホームへの入居が遅れてしまう可能性も出てくることが予想されます。
新居への入居期限がなければ、様子見でも問題ありませんが、希望の入居時期があるなら、できるだけ早めの契約をおすすめしています。

マイホーム計画を進めたいが、ウッドショックやローンの金利が気になるという場合は、ぜひ早めに私たちにご相談ください。
お客様にとってベストなタイミングや、住まいの選択肢をご提案させていただきます。

CATEGORIES : 住まいのノウハウ