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2022.08.23

資金計画&住宅ローンの基礎知識!ペアローンとは?メリット・デメリットやどんな人におすすめかを解説

こんにちは、フィオレハウスシリーズ販売窓口の「たかちゃん」こと高岡です。

「ローンを借りたいけど、自分の収入だけで大丈夫だろうか?」と不安に感じている方はいないでしょうか。
そのようなときは夫婦や親子でそれぞれローンを組む「ペアローン」を検討してみましょう。
ペアローンはケースによってはメリットがあり、特に共働き家庭におすすめです。(ペアの内いずれかがパート勤務の場合を除く)
今回はペアローンの特徴やメリット・デメリット、収入合算との違いをご紹介します。

●ペアローンは夫婦それぞれがローンを組む

ペアローンとは1つの家に対して、夫婦や親子のそれぞれが住宅ローンを申し込むお金の借り方です。
一般的な1人で申し込む住宅ローンと違い、2つの住宅ローンを組むことになります。
例)5,000万円の物件の場合 Aさん2,500万円、Bさん2,500万円

それぞれの収入に対してローンを借りられるため、1人で申し込むよりも借入れ条件が良くなるケースもあります。(金利面・借入額)

●メリット①それぞれが住宅ローン控除を受けられる

ペアローンは夫婦が別のローンを組むため、所得税や住民税が控除になる「住宅ローン控除」をそれぞれが受けられます。
ご主人の収入に奥様などを合算者にして収入をプラスする「収入合算」の場合は、ローンが1つであるため、住宅ローン控除が受けられるのは申込人だけで合算者は対象になりません。
つまり条件によってはペアローンの方が、より多くの住宅ローン控除を受けられるのです。

●メリット②2人とも団体信用生命保険に加入できる

ペアローンで住宅ローンを借りると、夫婦ともに団体信用生命保険に加入できます。

団体信用生命保険とは、あってはなりませんが、万一申込人が亡くなったり、高度障害を負ったりしたときに住宅ローンが完済される保険です。
例えばペアローンを組んだ奥様が亡くなったときは、奥様が申し込んだ金額のローンがこの保険で返済されます。
そして残されたご主人は、自分が申し込んだ金額のローンを返済すれば良いことになります。
しかし収入合算では合算者である奥様が亡くなっても、ご主人がローンの全額を借りているため返済はそのままです。
※連帯保証タイプの場合

●デメリット①事務手数料などが2人分かかる

ペアローンは2つの住宅ローンを申し込むため、金融機関に支払う事務手数料や登記費用なども2人分かかります。
ただメリットであげたローン控除で得られる控除額と、事務手数料などを比較しても長い目で見るとローン控除で得られる控除額の方が大きくなるケースが多いです。

●デメリット②夫婦とも条件を満たす必要がある

ペアローンを利用するには、夫婦それぞれが住宅ローンを申し込める条件を満たす必要があります。
住宅ローンを申し込むには収入や勤続年数、健康状態などに条件があり、収入合算で合算者になるより厳しい基準になっています。
そのためペアローンを計画する場合は、早めに金融機関に条件を確かめておくことをおすすめします。

●ペアローンはどんな人に向いているか

夫婦ともに安定した収入があるご家庭なら、ペアローンは十分に検討する価値があるでしょう。
収入があるほど住宅ローン控除のメリットは大きく、手数料が2人分かかってもカバーできる可能性があるためです。
また団体信用生命保険によって、夫婦どちらかに万一があっても残された方の負担が軽減されます。

ただし将来お子さんができたときに、奥様が退職や休職をするような場合は注意が必要です。
仮にペアローンで多くの額を借りられるとしても、収入が減ったときに返済が苦しくなるようなローンは避けた方が良いでしょう。
将来も見据えたうえでローンを組むことは、例えペアローンでも大切なポイントになります。

フィオレハウスシリーズ販売窓口では、お客様に最適な住宅ローン選びのアドバイスをしていますので、ぜひ気軽にご相談ください。

CATEGORIES : 住まいのノウハウ